

技の習得は体づくりから
就職活動も終盤戦。 就活生の皆さん、まだまだ時間はあります。 焦らず頑張って行きましょう。 年間数名ですが、この仕事に興味ある学生や就職希望者が会社見学に訪れます。 会社概要や業務内容について説明をしますが、皆さんが一番気になるのが、...


地域企業として
この地で操業を開始してから100年以上が経ちました。 家系をたどると、栃木県栗山村(現日光市)に始まり、移動を重ね、ここに来る前は三重県尾鷲市あたりで仕事をしていたようです。 木曽川で運材していた木材が明治期のダム建設により川下に行かなくなり、木曽の良質な木材を求めて、この...


伝えるということ
久しぶりの更新です。 私が入社した当初は、身内だけの会社で家内制手工業という言葉がぴったりくるような環境でした。もちろん、会社見学などもほとんどなく、ましてインターンシップ等と言う言葉は、この職場には無関係の物でした。 私も仕事を覚える事で精一杯で、周りのことなどには目もく...


教える事から学ぶこと
技術を教えることほど難しいことはない。 感覚が大きなウエイトを占めるこの仕事にはマニュアルが存在しない。 まして、同じような仕事が世の中にあるわけでもなく、比較する物差しも存在しない。 この仕事の経験者がいるわけもなく、毎回全くの未経験者に仕事を教えていくわけだが、...


1.5次産業
就活が解禁になりましたね。 弊社もここ何年かに渡って積極的に採用活動を進めてきましたが、 有難いことに熱意ある若者たちが入社してくれて、社内は活気にあふれています。 採用活動を進めていく中で「求人票」を作成するのですが、いつも困るのが「業種」です…。...


森に生かされている
先日、森林管理署の方に木曽郡上松町にある赤沢美林を案内して頂きました。 伊勢神宮の御用林でもある森の中には、樹齢300年を越す木曽檜やサワラの大径木が風格ある趣と共に静かに立っていました。 保護林ですので伐採することは基本的にありませんが、木曽の森林の懐の深さを垣間見る瞬間...


誰にも真似できない
先日、会計士さんがみえていた時の事、 数字をいろいろ聞かれ、資料をもとにこたえていましたが、ふと彼の手元を見ると… ものすごいスピードで電卓を打ち込んでいるではありませんか! またたく間にその虜となり、しばし見とれていました。...


一歩先へ
「野根板」をご存知でしょうか?「やねいた」ではなく「のねいた」と呼びます。 写真のような茶室の天井などによく見られます。 私たちの屋根材の加工も「板へぎ」と呼びますが、野根板製作も同じように「板へぎ」と呼ばれています。 屋根材は通常3㎜程度の厚みで加工します。薄くても厚み1...


余すことなく使うこと
サワラのへぎ板で網代を編んでみました。 見様見真似で作成した物ですので、その道のプロが見たら「あれ?」と思われるかもしれません。(少し違うところがあります…) 自分でいうのも何ですが、へぎ板の風合い出ていて、すごくキレイです! 実はこれ、屋根板の製作工程で出る端材を...


伝統技術のこれから
昨日(11/10)テレビ大阪製作の『和風総本家』 スペシャル『巨大な日本を作る職人たち』で杮葺が紹介されました。 現在修理が行われている高良大社(福岡県久留米市)に使われいる「こけら板」の制作風景から、屋根工事の様子まで、私も良く知っている職人さんが出演されていました。当社...